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ダラダラとした呟き
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さて、18日に大変な思いをして豊島園のユナイデットシネマにSWの4DXを友人と見に行ったわけですが、4DXの感想を語る前にSWとSF映画の歴史を少しだけ語らせてください。
今回、まぁ長いですw

私はSW好きの歴としては年齢分ですが、それは父親が強烈なSW好きで、物心つく頃からSWを繰り返し見させられていました。
最初は怖かったです。
ベーダーは人を容赦なく殺すし,チューイはうーうー行ってるし、グロイ宇宙人は沢山だし。。

でも小学校に入り、徐々に異性への好意的な感情が生まれ、そのころルークに恋しました。
そしてそこからSW好きが加速していくことなります。
いっても私は女子ですからそれほどまで飛行機や宇宙船が好きなわけではありませんでした。最初の入りはルークの容姿からです。
しかしこれを本当のSW好きかと言われればそれは違う気がしてます。
徐々にSWを好きになったわけですね。
その瞬間にこれは面白い物だと、と考えられなければ本当のファンではない気もするんです。
(私の勝手な嫉妬と偏見ですが)
私のSW好きは父親の英才教育によって導かれたいわばSW二世です。

ならば本来のSW好きとは何か?

それはSWを1977年の公開時に見た人達だと思っております。
それまではSF映画は全てB級扱いで、一部のマニアと子供が見るものでした。
しかしSWの登場で、SFXの技術と内容が飛躍的に上がることになります。
父も公開当時の事をよく話してくれますが、「時代が変わった瞬間だと思った」、そう言っていました。

これは本当に羨ましいんです。
これによって私は父親にたいして、嫉妬があり、SWに対しては引け目があります。

何かが変わる瞬間て中々立ち会えないと思うんですよ。
私が物心つく頃にはすでに良質なSF映画は沢山ありました。
だからSWだけが突出した新しく素晴らしい作品、という認識は小学生の頃にはもちろん持てません。
なので新鮮な気持ちでSWに向かい合うことは結局今まではありませんでした。
しいて言うならば、それまでパペット動作での合成のSFXが、オールCGの滑らかな動きをする恐竜が出た時、『ジェラシックパークの』の公開時は多少の驚きはありました。

そして時代は3Dに移行しましたが、3D映画も多少の新鮮さは感じるものの、正直そこまで自分を魅了するものではありませんでした。

というのも、私は三半規管が弱いのです。
このような人は3Dなどの物が合いません。
データが出ていますが、目と脳の動きが合わないと劇場を出た時に吐き気や眩暈が起こるらしいのです。脳が混乱するらしいのですね。
私はまさにそれでした。
4年前のSWのファントムメナスの3D上映も、躍動感ある映像に心躍りましたが、やはり具合が悪くなり、劇場出て盛大にリバース。

ですので、今回の4DXも不安しかありませんでした。
しかもチケは3000円です。
眼鏡を買うとプラス100円です。
ディズニーランドのスターツアーズも2回は乗れない私が、2時間のスターツアーズと呼ばれる4DXに耐えられるのか否か…

友人も私と同じような不安があったようで、二人で酔い止めを飲んで挑みました。

結果としていえることは、私と友人は、
「映画という物が何か、ということを根本から覆せる出来事」
に立ち会えた、そういう感想です。

これはきっとそれまでのB級扱いしかされなかったSF映画が、映画の第一線の市場に躍り出たあの1977年のSWショックと同等の変化だと心から誇れる事態だと思っています。

「映画は見るもの」、から、「映画は出演してしまう物」、に引きあがりました。

それほど凄まじい物です。

4DXを説明すると、場面に合わせて、椅子が動きます、水しぶきが飛びます、空気圧が来ます、風が巻き起こります、匂いも出ます。煙も出ます。

まさに自分がそこにいる、という感覚に陥ります。

爆発シーンで私は何度か思わず顔をよけたり、手で顔を覆ったりしました。
それほど、入り込んでしまい、錯覚が起こります。

友人とも話しましたが、「凄い時代になった。テクノロジーの爆発だ」
その一言です。
本当に「時代は変わった…」とそうつぶやきました。

この感想を持つことが出来た自分、なんだか、1977年のSW一作目をみた父親と同じラインに立て気がしました。
圧倒的な技術で今までの物が変わる瞬間に立ち会えたのだ自分は。
そう思えました。

細かい感想を言うならば、諸々しんどい事もありました。

酔い止めを飲んだ物の、やっぱり開始10分で具合悪くなったんです。
限界来たので15分で椅子が動かないような静かなシーンで外に出て、トイレで盛大に昼ごはんのペペロンチーノをリバース。
そして口を洗ってまた戻り、鑑賞。
その後少し具合悪くなるものの、でも慣れました。
そう、慣れるんですよ、4Dは。
10分ぐらいだと気持ち悪さがピークに来るんですけど、それ以降は体が慣れてくるんです揺れに。
3Dが気持ち悪いと思っても4Dの方が体は慣れます。
3Dは椅子が動かかない分、最後まで頭と体の動きがリンクしませんが、4Dは体がリンクします。だから慣れます。
でも気持ち悪くなれば、我慢せず、リバースにしに出て大丈夫です。
実際私以外でも何人か外に行ってました。たぶんリバース…
揺れに関してはこんな感じ。

そして、4Dの良い点悪い点。
悪い点は、
・音響効果
少し弱い気がしました。これは立川シネマシティのデジタル音響に慣れた自分とデジタル爆音に慣れたのでそう感じたかもです。
会場で椅子などが動く分、音響をあえて抑えてるのかどうなのかは分かりません。
でももう少し音が立体的に聞こえればよいかなーと思いました。

・フラッシュ効果
これはいらないと思う。
劇中で何か爆発とかするシーン、この時に閃光のがぴかっと爆発に合わせてスクリーン外で光るんですが、光ることで会場が明るくなり、劇場内、座席などが見えてしまう。
せっかく主人公気分で入り込んでるのに現実に引き戻される気がします。
なのでこれはいらないと思う。

・匂い効果
これはいい匂いだけ出してほしいと切実に思う。。
何か物を食べてる時とか、酒場のシーンとか、そういうときにパンが焼ける匂いや、肉が焼ける匂いを出してくれれば必然的にお腹がすきます。
そしたら、会場出た後何か買っちゃうでしょ。
映画館の会場サイドメニューの売り上げ上がるよ。
戦闘シーンとかでさ、焼け野原になる場面とかで、物が焼ける匂い出されても臨場感あるかもだけど、単純に臭いから、タダでさ酔い気味の観客は気持ち悪さ加速。

・字幕
再三言われたけど、4Dや3Dは吹き替えに限るな。
うちらは時間の都合で字幕でしたが、本当は吹き替え見る予定でした。
字が浮いてて、しかも一定の場所じゃないから、目の焦点が時々合わなくなり、うっ!となる時が。。
三半規管弱い人は4D3Dの字幕は少しきついね。

・臨場感
よく4DX見た人が、「凄かったけど、劇場出た後内容あまり覚えてない」とかいう感想を聞きます。
これがあるから私今まで気になってたけどあまり足を運ばずにいたんです。
でもこれはその通りだと思います。
それだけ凄い衝撃なんですよ。
良くジェットコースターとか乗ると、乗ってる時はギャーギャー騒いで面白いけど、降りてたら呆然として冷静にどんなコースを走ったか、なんて分からないでしょ。
それと同じ。
いい意味で映画を冷静に見れない。
臨場感と言うものを超えた枠に引き上げられちゃったから。。
普通の2D見てから4DXに臨めば一番いい形だろうね。
私は2D見てからなので内容はしっかり入ってましたが、4DXでSWの初見の友人は今どんな感想を持ってるのかな。。
それは私と友人とでは4Dみた状況が違うので何とも言えない。
4DX見てから2Dより、2Dみて4Dがより楽しいと思う。
まぁ4DXも十分楽しいけどね。
もちろん4Dだけで内容を十分に理解して冷静に見れた!という人もいると思います。

良い点
・一出演者になれる。ということ
・出演者気分で映画を見るので、役の心情がより入ってきやすい。
 自分の目の前にいる感じだから、そのキャラが何かやってれば、頑張れ!と思うし泣いてれば一緒に悲しいし。(ただ、人によって入り込みすぎるために、冷静にキャラの心情がつかみにくくなるということも 上記記載)
・最初は4DXたけーよーと思いつつ、終わった瞬間に「これは3000円だわ。むしろ3000円でいいの?」ってなる。

とま、あぁ、こんな感じです。

SW見てない人もいるので映画の内容のネタバレはしませんが、4DXの感想としてはぴか一でしょ?ww

こんな長文書くほど、興奮したんですよ。

今日親父に電話して、このような事を延々と30分語りました。
で、東京に来るのは無理としても、仙台に見に行けないか?とお願いしました。
(東北で4D対応は仙台まで)
親父は私をSW沼に落としたけじめを取るべきです。
だから4DXは見に行かなければならない。もう義務だよ。
なんとか見に行ってほしい。。

SW好きでまだ4DX見に行ってない人、絶対見に行って!
損はしない絶対に!
別にSW好きじゃなくても、大丈夫!前作見てなくても大丈夫!
マッドマックスをご覧?
1~4を見てなくても今回の5作目から見てもあんだけ大ヒットしただろう?
5作目の新作しか見てないひともいるし、5作目から好きになった人もいるの。
SWの新作も同じだよ!
前作見た方が楽しいけど、見てなくても全然楽しめます!
それだけ、「その時歴史は動いた」って感じです4DXは!

4DXがどんどん増えていけば、悪い点だけを取って、分かりやすいアクションだけが目立つ映画、とか言い出しかねない人も出てくると思う。
4Dを作る為に映画の内容を決めることもあるかもしれません。
そうなれば、内容と技術が比例しないこともあるかもしれません。
アクションだけ煩くて内容ペラペラ、とか。
でも、きっとまたそれを打ち破る何かも出てくるでしょう。
人間の創作意欲と技術の進化は積み上げられていくものですから。

だから、何も心配せず、この歴史的変化の産物を体感してほしい。

ふぅ…なんだか4DXの広報の人みたいになってますが、このぐらいにしときます。

今後4DXはどんどん進化をするでしょう。
その時に、4DXが当たり前になった世代に私は言ってやるんです。

「SWで4DXを初めて見たときね、時代は変わったと思ったね」ってさwwww

私この感動、一生忘れたくない。
映画館を出た後、友人と見た夕焼けも、私一生忘れない。
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